物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第2章 物件情報の賢い集め方
近頃「シェアハウス」という言葉を耳にすることが多くなりました。テレビドラマなどで舞台として多く取り上げられ、実際にシェアハウスの物件数や入居希望者も増えてきているのだとか。
でも、そもそもシェアハウスって何?メリットとデメリットは?どうやって見つけるの?...などの疑問にお応えして、今回はシェアハウスを徹底調査しちゃいます!
不況や単身者の増加、テレビ番組の影響などで、徐々に人気が高まっているのがシェアハウスです。
シェアハウスとは、1軒家または部屋数の多いマンションを、キッチンや風呂・トイレなどは共有のまま、寝室だけを人数分貸し出すというものです。
元々はゲストハウスという呼ばれ方をしていましたが、現在ではシェアハウスという呼び方が一般的になっています。
ドラマなどでは、その家の持ち主が余っている部屋を貸し出すケースが多く描かれていますが、一般的には管理会社などがシェアハウスとしての物件を建築し、入居者を募集しているケースがほとんどです。
共有部分以外の各部屋は、一般的には同じ広さや条件で作られています。
これに対してルームシェアは、自分が借りているマンションやアパートの余っている部屋を他の人に又貸しし、その相手から家賃の半分orシェア人数で割った分を貰うというものです。
共同生活には違いがありませんが、建物の運営や管理をしている管理者がいる場合をシェアハウスといい、そうでない場合をルームシェアと呼びます。
ルームメイトが引っ越しても、シェアハウスならば運営会社が大家として新たに入居者募集を出してくれますし、ルームメイトが減ったからといって自分の支払う家賃が割増になることはありません。
元々日本では部屋をシェアするという文化はほとんどありませんでしたが、2008年に放送された「ラストフレンズ」というテレビドラマで主人公たち男女4人が一軒家をシェアして暮らし、そのハウスをシェアハウスと呼んだことから呼び名が世間に広まり、ブームの火付け役となったようです。
その後も続々とシェアハウスを題材にしたドラマやバラエティー番組が放送され、それらはしばしば恋愛絡みで物語が進行することから、特に若い女性の間で憧れを持つ人が増えています。
そんな人気のシェアハウスですが、一人暮らしとは違う楽しさもあれば、共同生活ならではの苦労もきっと多いはず。
知らずに後悔する前に、まずはメリットとデメリットを押さえておきましょう。
◆メリット
シェアハウスのメリットといえば、やはり家賃の安さが一番の魅力です。
キッチンや風呂・トイレが共同のため、基本的には家賃がかなり抑えられています。
また光熱費なども、管理者によって計算法はまちまちですが、基本料金が頭割りされるとその分安くなることもあります。
ルームメイトと交代で食事を作るというルールを決めれば、毎日自炊をする手間は省けますし、食事も楽しいものになります。
逆に、少しずぼらな人でも、ルールとなれば交代での食事作りやトイレの掃除がきちんと出来るようになるでしょう。
また、突然の風邪などで寝込んでしまった場合でも、隣の部屋に誰かが居るというだけで安心感を得ることができます。
◆デメリット
ルームシェアでは、ほとんどの場合友人同士で部屋を共有することから、気心知れた人たちとの共同生活をすることになりますが、シェアハウスでは一般的に「見知らぬ人との共同生活」になります。
海外の学生たちは、大学の掲示板にルームメイト募集のチラシを張って募集することが多いようですが、そのような場合でも、自分と気が合うかなどを確認した上で同居に踏み切るケースがほとんどです。
しかしシェアハウスの場合は違います。
自分との相性や好みなどは一切関係なく、管理会社が契約した見知らぬ人たちとの共同生活をしなければなりません。
ですから、場合によっては共有部分の使い方や、掃除の頻度などでトラブルに発展することもあるかもしれません。
つまり居住者同士の「ルール作り」が大変重要です。
ドラマのように、自分の好きな人達ばかりと暮らせるわけではありませんし、一般的には男女は別に分けられますから恋愛に発展することはまず無いと考えた方がいいでしょう。
シェアハウスに暮らしてみたいと思っていても、普通に不動産屋に行ってもなかなか物件を見つけることは難しいですよね。
ではシェアハウスを求める場合には、どのようなお部屋探しをすればいいのでしょう?
実はインターネット上には、シェアハウスの空き部屋情報を掲載しているポータルサイトが随分増えてきているのです。
物件情報の検索サイトでは、検索条件に「シェアハウス」を選べるところもあります。
実は「掘り出し物件.com」のサイトでも、物件検索のこだわり条件として「シェアハウス」と入力して問い合わせができるようになっています。
インターネットを利用した物件探しをするのが一番の近道でしょう。
◆シェアハウスを探す際の必須確認事項
① 現居住者の人数とライフスタイル
あまりに人数が多いとトラブルに発展しやすいということ、そして入居者のライフスタイルは重要事項です。
例えば夜に仕事をしている人の場合だと、深夜や早朝に帰宅するため、その物音で目覚めてしまうかもしれません。
また学生が多い場合には、多くの友人が遊びに来たりして騒音問題に発展しがちです。
居住者確認とともに、何らかのルールが決められているようなら、そのあたりも事前に確認しておきましょう。
② 光熱費などの支払い方法
基本料金は頭割りなのか、各人支払う必用があるのか。
そして共有部分の電気代などはどのような配分で支払うルールなのか。
金銭トラブルのもとになりそうな支払い方法は、事前に確認しておきましょう。
このように、確認事項としては一見堅苦しく感じられるかもしれませんが、気の合う仲間との同居が実現すれば、楽しい毎日を送れること間違いなし!
一人暮らしでは得られない、自分に合った新しいライフスタイルを見つけてくださいね。