物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第5章 契約前の重要ポイント
賃貸契約時にはさまざまな諸経費が掛かりますから、たいへん大きなお金が初期費用として必要になります。
はじめて一人暮らしを始める際には、大抵の場合はご両親が契約手続きを行なってくれると思いますが、自分で手続を行う場合、家賃だけ用意していればいいと思ったらびっくりしてしまうようなお金が掛かってしまいます。
地域によっても違いがありますが、賃貸契約時には家賃だけでなく大家さんへのお礼金や、仲介してくれた不動産屋に対する手数料、地域によっては「敷金」と呼ばれるものなど諸経費含めた目安としては、家賃の5~6ヶ月分もの費用が求められることになるのです。
【家賃】
入居する際には初月分の家賃が前家賃として求められます。
【礼金】
最近では減りつつありますが、古くからの慣習として大家さんに家を貸してもらうことのお礼として家賃の1~2ヶ月分を差し上げる形で支払うケースが多くあります。
【敷金】
これも古くからの慣習で、物件に大きな損傷を与えたり、退去時に畳を変えたりなど現状復帰に必要なリフォーム代などに充てる名目で、家賃の1~2ヶ月分を預り金として求められることが多いです。
基本的に退去時のリフォーム後に余ったお金は返金されることになっていますが、現実にはそのまま返金して貰えないケースが多いようです。
【仲介手数料】
仲介してくれた不動産屋に支払う手数料・お礼です。
多くの場合は家賃の1~2ヶ月分を求められます。
【火災保険】
古いアパートなどでは加入してないケースもあるようですが、集合住宅の場合は火災保険に加入しているのが一般的で、当然ですがその月々の掛け金は住人たちが支払うことになっています。
【鍵交換費用】
近年では防犯の目的から賃貸住宅の住人が変わる都度鍵の交換が行われるのが一般的です。
先住者の侵入を防ぐためです。
この交換費用も、新しい住人が支払うケースが多いようです。
逆に新しい住人の申し出が有った場合のみ鍵の交換が行われることもあるようです。
お部屋を借りるためには初期費用としてさまざまな経費が求められます。
その金額は地域等によっても違いがありますが、おおよその目安としては家賃の4ヶ月分程度が一般的ですが、地域や不動産業者によっては多く求められることもあるため、家賃の半年分くらいを用意しておいたほうが無難と言われています。
賃貸住宅を契約する際には、初月の家賃以外にも敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料・鍵交換費用などさまざまな諸経費が求められます。
このため賃貸契約の初期費用は、おおよその目安として家賃の4~6ヶ月分以上になることもあります。
同じ賃貸住宅を借りる際にも、不動産業者によって手数料が違うこともありますから、情報誌の内容や電話でよく確認してから不動産業者を選びたいものですね。