物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第3章 問い合わせのマナーとルール
不動産会社選びは、賃貸住宅のお部屋探しをする上で大変重要なポイントです。できれば直接店舗に行く前に、ホームページ情報からも不動産会社の性質や良し悪しを見極めたいもの。
そこで、不動産会社のサイトから判断できるポイントをチェックしてみましょう。
不動産会社のサイトでは、ついつい物件情報の内容だけを追ってしまいがちですが、物件情報ページでは不動産屋の姿勢や性質も確認することが出来ます。
◆物件情報が定期的に更新されているか?
まず、物件情報が定期的に更新されているか確認したいところです。
すでに決定して何ヶ月も経った物件が掲載されていたり、逆に新しい物件が全く入ってこないようでは意味がありません。
そのような不動産会社では、とても丁寧な対応をしてもらえるとは思えません。
◆物件情報が定期的に更新されているか?
不動産広告では『おとり広告』や『誇大広告』が禁止されていますが、それでもおとり広告を掲載している業者がいます。
おとり広告とは、一見とても条件が良い物件のように見えて、実際にはその物件が存在していなかったり、とっくに契約が決まっていたりする詐欺広告のこと。その広告に釣られてきた人に、他の物件を紹介する餌として使われています。
このような場合は、問い合わせをしてもその物件を紹介してもらえず別の物件ばかり紹介される可能性が大きいです。
◆注意書きなどが小さな文字で書かれていないか?
よく見なければ気が付かないような、小さな文字で注意事項などが掲載されているサイトは「不利な情報に気が付かずに契約してしまう」人を狙っている詐欺的行為の可能性もあります。
そのようなサイトを運営している不動産会社は避けた方が無難です。
不動産会社が「どの程度信頼できるか」を確認するのは、重要ポイントの一つです。
それらを判断する手段として、ぜひ会社概要のページや個人情報の取り扱いに関する記載などをチェックしましょう。
◆会社概要ページにどれだけの情報があるか?
会社概要ページでは、その不動産会社がどんな形態なのか、母体企業はどんな会社か、地域でどれくらいの期間不動産業を営んでいるのかなどを知ることが出来ます。
中には、会社方針や理念・社長の方針や考え方を記載しているところもあります。
これらの情報が適当な不動産屋は、信頼性に欠けると言って良いでしょう。
◆「宅建業免許番号」が掲載されているか?
不動産業を営むには「宅建業免許」が必要です。
正式に認められた不動産会社では、必ず「宅建業免許番号」というものがあり、チラシにしてもホームページにしても店舗にしても、必ずわかり易いところに記載されています。
もしこの番号が記載されていないとしたら、それは危険な業者(無免許)と考えられます。
またこの免許は定期的に更新するようになっているため、更新の都度番号の最後のの番号が増えていきます。
カッコ内の番号が大きいほど「長く不動産業を営んでいる」という証拠になります。
◆個人情報の取り扱いに関する記載があるか?
個人情報の取り扱いに関する説明ページの有無も確認して下さい。
資料請求をしたり物件の問い合わせをする際には、サイト内で住所や氏名などの個人情報を記載します。
場合によってはアンケートと称して、職業や年齢・家族構成・おおまかな収入まで求められることも。
これらの個人情報を、社外に漏らさないことや、業務で必要なこと以外には利用しないなどの記載がない業者は、個人情報漏洩(名簿の売買)などに利用される危険を考慮すべきでしょう。
会社の体質は社員で決まると言っても過言ではありません。
不動産会社を訪問した時、電話やサイトから問い合わせをした時、対応してくれるのはスタッフです。
しっかりした会社であればスタッフ教育もしっかりしていますし、良い対応をしてもらえます。
スタッフ紹介ページのような会社の雰囲気が分かるページもチェックしてみましょう。
また社員ブログがあれば、実際にどんな対応をしてくれそうか、自分と相性が合いそうかなどが分かります。
またスタッフの仕事に対する取り組みなども感じることが出来るでしょう。
最近では『お客様の声』のページを用意しているサイトも増えてきています。
良い話ばかりではなく、苦情も真摯にうけとめている会社は『良い不動産屋』と言えるでしょう。