物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第5章 契約前の重要ポイント
お気に入りのお部屋で、快適な新生活をスタートさせるのに欠かせないのが、ご近所への引っ越しの挨拶。何かとお世話になりそうな今後のことを考え、交流を深めるためにも、新居での挨拶はとても重要です。しかし、いざ挨拶しようと思い立っても、何をどうすればいいのか意外と悩んでしまうもの。
そこで、失礼にならない引っ越しの挨拶のポイントをご紹介します!
どの部屋まで挨拶をしたらいいの?隣だけ?それとも、フロア全部?上下階も?
一般的には、戸建て住宅の場合は自分の家から見て向かい側3軒・左右2軒の戸建て(通称:向こう3軒と両隣)に挨拶に行くのが良いとされています。
また、マンション・アパートなどの集合住宅の場合は、同じ階の部屋だけでなく、上下階の部屋にも挨拶をすると良いでしょう。
特に同じ階の部屋のご近所さんとは会う機会が多くなるので、挨拶をしておくことで、次に顔を合わせる際にはコミュニケーションが取りやすくなります。
挨拶に行く時間帯っていつがいいの?
一般的な食事の時間や、早朝・深夜、できれば土日祝の午前中も避けて、平日の10時~18時または休日の14時~18時の時間帯に挨拶に伺うのが良いでしょう。
「明日でいいや」と日に日に挨拶を先延ばしにするのを防ぐためにも、引越し開始時や引越し業者が帰った直後の段ボールなどの荷解きを始める前のタイミングで、すぐに挨拶に行くことをおすすめします。
思いのほかセンスが問われる『粗品』。
「引越しでお金をたくさん使ってしまった…」
「お金はあまりかけたくないけど、ちょっと気の利いたものをチョイスしたい!」
考え出したら悩みは尽きませんよね。
引っ越しの粗品として無難に喜ばれやすいものは、タオル・手ぬぐい、菓子折り、石鹸・洗剤、お茶・紅茶、乾麺などです。
人によって好みやこだわりなどもありますし、菓子折りなどは賞味期限切れの心配があるので、ラップ・アルミホイル、ポケットティッシュ・箱ティッシュなど、日用品の中でも生活消耗品にあたる品物を贈るのも良いでしょう。
参考までに、引越しの粗品の価格相場としては500円から1000円が一般的です。
しかし、せっかくなのでもう少し気の利いたセンスの良いものを贈りたい…!
そんな方におすすめなのが、こちらの粗品。参考にしてみてくださいね。
・引越し前の地元の名産品(話が弾みやすい!)
・普段あまり使う機会のない、珍しいメーカーの石鹸や入浴剤・タオルなど(ちょっとオシャレ!)
また、粗品に「のし」をつけたり、可愛らしいメッセージカードを添えたりすることで、印象に残りやすく、名前も覚えてもらいやすくなります。
相手が不在だったらどうすればいいの?
何度伺っても相手が留守だった場合、粗品は簡単な挨拶カードと一緒にポストや玄関に置かせていただきましょう。
その場合、やはりお菓子などの食料品は避けた方が無難です。
そして後日実際にお会いしたときに、忘れずに挨拶をしましょうね。
いざ挨拶をしようと意気込んで相手先に行っても、不安だったり、頭が真っ白になってしまいがちです。
「見知らぬ人との挨拶は苦手だよ~」
「人見知りしてしまいがちなんだよなぁ…」
そんな人に向けた「たった一言で常識ある人に思われる引越し挨拶フレーズ」集めてみました!
・「はじめまして。この度、隣に引越してきました○○と申します。どうかよろしくお願いいたします」
・「こんにちは。●●号室に引っ越してきた○○と申します。ご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします」
・「●●号室に新しく越してきた○○です。ほんのお気持ちですがどうぞ。ご迷惑をかけることもあるかと思いますがよろしくお願いします。では、失礼します」
・「向かい(隣・裏)の○○ですが、この度▲▲を機にこちらに参りましたのでご挨拶に伺いました」
このほか余裕があれば、出身地や職業など簡単な自己紹介をしてみたり、新居で暮らすにあたって気になること(ゴミ収集場所や地域の決まりなど)を聞いてみてもいいかもしれません。
一言でも、二言でも、挨拶はコミュニケーションを円滑にする第一歩です。にこやかな笑顔もお忘れなく!