物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第3章 問い合わせのマナーとルール
賃貸物件のお部屋探しでは、不動産屋選びも重要ポイントの1つです。
各不動産会社によって対応や接客態度には大きな違いがあることも...。
まずは『良い不動産会社』を選ぶところから始めましょう。
不動産会社の対応は、思いの外重要ポイントの一つです。
少しでも親身になって対応してくれる良い不動産会社を選びたいものです。
そのためにはまず、直接訪問する前に電話やメールで物件情報の問い合わせを行い、その対応を見てみましょう。
では電話やメールでの対応の、どんなことをチェックすればよいのでしょう?
・電話での対応や返答の丁寧さ
・メール返信のスピーディーさ
・メール内容の充実度
まず電話をした際の言葉遣いだけではなく、問い合わせに対する返答の丁寧さや親身に受け答えしてくれるかどうかをチェックしましょう。
質問には曖昧に受け答えて「とりあえず来てください」と訪問予約を取ろうとする不動産屋ではなく、些細な事にもきちんと答えてくれる不動産屋を選びたいものです。
直接会話をした時の印象で良くないと思ったら、出来れば避けたいですね。
直接声や態度が感じられる電話と違い、メールの方が対応が分かりづらい面がありますが、それでも返信のスピードや内容の充実度で判断することができます。
深夜に送って数時間で返信を求めるのは無理ですが、夜にメールしたなら翌午前中に、午前中にメールしたならその日の内に返信をくれる不動産会社は前向きな姿勢が感じられますね。
またこちらからの問い合わせ内容に丁寧に答え、別途提案などもしてくれるような不動産屋であれば親切丁寧な対応が望めるでしょう。
引き換え、「詳しくは来店した時に」と来店予約ばかりを取り付けようとする不動産屋は、避けたいものです。
いざ不動産会社を訪問した際にも、やはり接客対応はチェックしましょう。
不動産会社の対応次第では、家賃交渉などがスムースに進んだり、全く交渉してくれなかったりといった違いもありますから、接客態度から対応の善し悪しを判断したいものです。
では、具体的にどのような対応をチェックすればよいのでしょう?
【良い対応】
・入店したら、すぐに「いらっしゃいませ」など声をかけてくれる
・事前に電話やメールで伝えておいた書類や、希望に近い物件を複数用意しておいてくれる
・他の接客で忙しい時でも、先客にひと声かけてこちらの席を用意してくれる
・質問や希望に丁寧に応えてくれる
【悪い対応】
・電話が掛かってきても誰も対応しようとせず、いつまでも鳴りっぱなし
・店に入って行っても、声をかけられるどころか目を合わせようとしない
・パソコンやファイルばかり見ていて、こちらから声をかけなければ延々と待たされる
・事前予約したにも関わらず、訪問してから物件を探したり書類を用意する
お部屋の内覧時にも、不動産屋の対応はチェックしたいものです。
【良い対応】
・良い点のアピールだけではなく、悪い点も隠さずに教えてくれる
・ゆったりとしたスケジュールを取り、ゆっくりと内覧させてくれる
・内覧に向かいながら、駅からの道のり・近道なども教えてくれる
・近隣の環境などについても教えてくれる
【悪い対応】
・内覧時に立ち会ってくれない
・内覧時にクローゼットやキッチンシンクの収納などのチェックをすることに、嫌な顔をする
・次の予定があるなどの理由で、内覧の終了を急がせる
・質問などをしても曖昧な答えしか返ってこない
特に内覧時には、出来る限り周囲の環境や室内の状況などを確認しておきたいものですが、そのようなチェックを十分にさせてくれないような不動産屋は、後々トラブルの原因となることもありますから、内覧時の対応は要チェックです。
同じ物件を複数の不動産会社で扱っている事例は数多くありますから、他の不動産会社をあたってみるという方法もあります。