物件を賢くえらぶためのお役立ちガイド
http://www.horidashi-bukken.com
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第4章 内覧の仕方・業者の見分け方
人によっては、家賃の値下げ交渉をするのが苦手と思う人もいるかもしれません。
でも、少しでも安くていい部屋を借りたいと心の中で思うなら、思い切って家賃値下げ交渉をしてみませんか。すべての物件で家賃交渉が出来るわけではないですが、交渉可能な物件は数多く存在します。家賃は毎月支払うわけですから1円でも安く抑えるために、ダメもとでも交渉してみる価値はあると思います。
交渉可能な物件と、交渉するタイミングについて詳しく解説ご紹介していきます。
値引きが可能なケースもありますが、全ての物件で値引き交渉可能というわけではありません。
まず、賃料を決定している要因には、部屋の広さや間取り、築年数、設備、最寄り駅までの距離や利便性、周辺の環境などによって賃料が決定されます。
こういった条件を高いレベルで満たしている物件は競争力の高い(人気のある物件)という事になります。
逆に、他よりも競争力のない(人気のない物件)条件であれば、家賃交渉がしやすい材料になります。
例えば...
・長期間空室状態が続いている部屋
・駅やバス停から遠い
・(地方の場合は)駐車場がない
・商店街から遠い
・西向きの部屋
・日当たりが悪い
・築年数が古い
・近くに大きな道路や路線があってうるさい
・過去に何か事件が起きた
こういった物件の場合は他の物件と比較して、付加価値が低いなら交渉材料となります。
また、空室期間が長期化している物件は狙い目です。大家さんの家賃を多少下げてでも早く入居してほしいと考えているはずです。不動産会社の担当者もその場合大家さんと交渉がしやすいと思うのでトライしてみる価値はあります。
逆に、値引きが難しいのは新築物件です。
新築というだけで人気があるので、値下げ交渉をしても条件に応じてくれる可能性は低いでしょう。
管理費や共益費は、マンションやアパートなどの共有部分にあたります。この共有部分を維持するために入居者が毎月支払う費用になります。主に常駐する管理人、定期的に行われる掃除などが維持管理費用が管理費や共益費にあたります。
この管理費や共益費についても値下げ交渉する事は可能です。
実は、家賃の交渉が無理だったとしても、共益費から値引きできるケースも多くあります。
家賃交渉がダメだった場合でも諦めずに管理費や共益費の交渉もトライしてみましょう。
ただ、管理を管理会社に委託している場合には、管理費は管理会社に支払われるため交渉は難しいと思います。
管理費や共益費を交渉する場合は、管理会社がどうなっているかを直接不動産屋さんに尋ねてみるといいでしょう。
家賃の交渉をするタイミングで効果的なタイミングがあります。
まず、悪いタイミングは物件を始めて見た段階での交渉は避けるるようにしましょう。なぜなら、不動産屋さんの営業マンにとって物件を紹介したばかりの段階では、本当に契約してくれるかどうかを判断がつかないので、大家さんに対して交渉がしづらいからです。
効果的な交渉のタイミングは「入居申し込み直前」が良いかと思います。申し込み直前であればあるほど契約したいという意思は営業マンにも伝わりますので、大家さんに対しての交渉にも本気で挑んでくれます。よっぽどやる気のない営業マンでなければ条件の相談ものってくれるはずです。
最近では、入居申込書にサインした後、審査通過後に家賃の交渉を要求する方もいるようですが、賃貸借契約書を交わさない限り家賃交渉は可能ですが、大家さんや不動産会社とのトラブルも生じかねません。
双方円満に条件が合致するように、タイミングには十分注意して交渉してくださいね。